2019年7月9日火曜日

御在所岳 マル秘トレーニング


期日 2019/07/07
山域 鈴鹿山系 御在所岳
メンバー うっちー Kazu

梅雨真っただ中の今日この頃。
天気予報とにらめっこする日々が続く。

今日は7月7日。七夕だ。誰か僕の織姫を知りませんか?

さて、くだらない前置きはおこの辺にして今回の山行レポに。

我々アルパインクライマー(自称)は登山というジャンルの中のことは一通りこなせなければならない。もちろん、どこのレベルまで達するかは人それぞれだがw

なので我々は日々各種トレーニングを行わなければならない。




 だがしかし、嫁のご機嫌をうかがいながら山に行かなければならない私には本チャンの山行以外でトレーニング山行に割ける時間は限られている。

それでも岩登りが少しでもうまくなりたい。
なので嫁のご機嫌をとり岩場に通う。

ところが岩場に通いすぎると歩かないので足が弱くなる。

足が弱くなってきていることを実感すると岩場通いをやめて只々歩く。

すると岩登りが弱くなる。平日仕事終わりのクライミングジムとかも有効な手段なのだが私はフリークライマーではないので通いだしてもすぐに飽きる。

実際はそういう言い訳でジム練習が嫌いなだけ。

ともかくだ。
 嫁からいただいた貴重な1日をとにかく有効に使おうということで数年前にDaiと考案したのが今回行ったこのメニューだ。

トレーニング内容はこうだ。

本谷から山頂に登り、藤内沢からいったん下山。そして前尾根を抜けて裏道から下山するというものだ。

このルートの一番のポイントは藤内沢からの下山後、前尾根のとりつきで、何とか撤退の言い訳を探しだして帰ろうとする自分自身のメンタルの弱さとどう向き合うか?

要は心を折られないようにすることが重要なのだ。

8時30分 本谷から。

メジャーな場所なのでルートの詳細は割愛。
詳しく知りたい方はグーグル先生に聞いてもらえれば詳しく教えてくれるはず。

このところの天候か当日は沢登り感さえ感じてしまうほどの水量だった。



雨も覚悟して入山したのだが予想以上に好天に。梅雨の時期にしては乾いた風が吹き心地よい。

水量の多い本谷ではあるがなるべく直登を心掛ける。安易に巻かない。
こんなルールも設けてみる。


裏道近くの駐車場から2時間を少し切ったところで山頂公園に到着。
最近サボっていたのでこんなところだろうか?
もう少し休憩の回数を減らし、できれば1時間半は切りたいところだ。



山頂公園で少し休憩して中道方面へ移動する。
中道に分岐してすぐの柵をこえたところでハーネスをつけて3ルンぜに向かう。

問題は3ルンぜからだ。
積雪期はよく歩かれるルートなのだが無雪期はよくザレていてとにかく悪い。

それに梅雨のこの時期はワカメ&ノリスケだらけでまぁ滑る。

3ルンぜ直下はとてもクライムダウンできる状態ではないので懸垂で下降。



その後もところどころロープに頼る。

改めて思ったがこの時期は安易に藤内沢には入らないほうが賢明だろう。
特に下山には注意が必要だ。

それでも足の置き方、使い方、ルーファイ、ロープワーク等々、非常によい練習にはなる。

1時間半ほどで前尾根のP7基部へ到着。

ここまで何も食べていないので少し補給。

P7から取り付きP1まで抜ける。(P2ヤグラは割愛)

前尾根も本谷同様メジャーなルートなので詳細は割愛。

P6上部の乗越部で足が短いので思いっきりつま先立ちしたらふくらはぎがツル。

時間短縮のため、コンテで登れる場所はコンテで登る。
前尾根とはいえ落ちればただで済まない。うっちーのことを信用してないわけではないが
なんとなく不安w



P3辺りで疲労の蓄積を感じだす。
身体が重く感る。

うっちーのリードで私がビレイしていると私の耳元をビュンっと音をたてて
上からロープが降ってきた。突然だったののでかなりビビる。
少し大げさに言えば当たっていても不思議じゃない距離だった。

我々のロープの上にロープを重ね懸垂で降りてきた。
イラッとしたが、ここは藤内。
万が一誰かの知り合いだと感じが悪くなるので大人の対応をする。

気の小さい私はすぐにうっちーに確認。おそらくは知らない人のようだし、少し距離も離れたので大きな声でわざと聞こえるように文句をいう。

P2ヤグラ前に到着。ヤグラは見えないふりをする。



G山岳会のKさんとEさんに会う。
 
ヤグラはやらないのかと突っ込まれるも聞こえないふりをする。
うっちーも同様に聞こえないふり。

そのままヤグラの横をすり抜けP1まで登り、裏道に合流。



そのまま裏道で下山し藤内小屋で休憩し駐車場に着いたのは5時を少し回ったころだった。

久しぶりにこのトレーニングルートをやってみたがそこまで体力の衰えを感じることはなかった。

だが、うっちーをいじめるつもりで誘ったのだが、終わってみれば私のほうがいじめられてた感も。やはり若さには勝てないのか?

いや、ここ最近の私との山行でうっちーが力をつけてきたのだろう。
そう思わないと、そうでないと、只々私のおっさん化が進んでいるだけになってしまう。

ともかく久しぶりに程よく身体をいじめる良い山行になった。

Mな人は一度やってみてください。なかなか面白いですよw

Daiから後に連絡が。
「当然30Kgは担いで行ったよね。」とのことだった。

うっちー。厳しいのうw

















2 件のコメント:

  1. >少し距離も離れたので大きな声でわざと聞こえるように文句をいう。
    サイコー(笑)
    30kgは、ワシはムリ☆

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  2. 気が小さいのでw
    30Kg Daiさんならいけるって!www

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