2019年5月6日月曜日

ひとりごと

先日、白馬主稜に行ってきた。

初日に3峰まであがりビバーク。
翌日1峰の雪壁へ。私達パーティーの前に2パーティー。

順番を待って私が取り付く。
トップに向かってロープを伸ばす。

後ろを振り返ると沢山の人が上がってきていた。

私たちは4人、2パーティー編成で最後の雪壁を踏破。

私のパーティーが先行し、次に続くため取り付きで待つ2人。

私が抜けビレイに入りセカンドを上げる。

そんな頃どこかの(おそらくはガイドチーム)だと思うが横からすり抜けていく。

雪壁は幅も広いのでどこからでも上がることは可能だ。

しかし、出口は一つ。

ちょっとイラっとする。

その後それが発端となって他のパーティーもなだれ込む。

私たちのパーティーは分断される形になった。

次から次に後に続く。登攀者同士の間隔もない。

前の人が落ちたら確実に皆んな巻き込まれてしまうような距離だ。

怖くはないのだろうか?

そんなに慌てて登らなければいけないのか?

なにをそんなに慌てているのか?

その割には登攀後、小屋でゆっくりしていた人も目に付いた。

他のパーティーのことをどうこう言うつもりはないが上からのビレイを見ているともうめちゃくちゃだ。

それで確保できているのか?セカンドがもし落ちたらその姿勢で耐えられるのか?
私にはどう見ても確保できるようには見えない。

小柄な女性がリードしスキーの板を担いだ男性をビレイしてる。

セルフも取らずしゃがみこんで肩絡みふうな格好でロープを握る女性。

もし、後続が落ちれば(雪壁なのでクライミングのような落下はないので)ずり落ちながら止まるはずの後続が上のビレイ者を引きづり込むような形になるのは明らかだ。

落ちないのが前提のビレイやーが多すぎる。

万が一のためのロープによる確保。

万が一だから適当なのか?

そんなビレイならロープを出さず、各自フリーで登った方がどれだけリスクが少ないか?

白馬主稜は技術的にはそんなに難しい場所は少ない。
どちらかといえば体力勝負なルートだと私は思う。

だからと言ってそういう技術がいらないわけではない。

仲間を落とさない。怪我をさせない。もちろん自分自身も。

最低限のルールはここに尽きると思う。

その確保で自分と仲間を守れるかもう一度考えてほしい。

そして、そんなやつらに巻き込まれ事故にあうのも全くゴメンだ。

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