2021年2月16日火曜日

アイス合宿in八ヶ岳

醤油樽の滝

期日 : 2021/02/13~02/14

山域 : 八ヶ岳 (醤油樽周辺)(角木場)

メンバー : サトちゃん、うっちー、miちゃん、yくん、kazu

忘れたころに更新となってしまっているブログだが久々の更新だ

今回は久しぶりにガッツリ腰を据えてアイスの練習をしようということになりゲレンデでの練習を選択した

miちゃんとyくんは初アイス

なので初日は基本的なムーブの練習がしやすい割と簡単な場所という選択で醤油樽に

翌日は初日の様子を見て行けそうなら少しグレードを上げて角木場に行くことにした。

 初めに断っておくが決しておじさんが歩くのが嫌で近場で済ませたわけでないことを一言付け加えておく

02/13

 前夜9時にいつも通りうっちーにお迎えに来てもらう。いつもありがとう。

 うっちーはもうすぐ車を新しくするので私がこの車に乗るのは最後になるかもとのことだった。私も随分とこの車にはお世話になった。感謝だ。

 余談だがずいぶん前からうっちーの次の車にはキャンピングカーを勧めていたのだが、これはあえなく却下された。

 その後いつも通り中央道をぶっ飛ばし、原SAで仮眠し当日の朝5時45分に諏訪南インターすぐのコンビニで残りのメンバーと合流予定だ。

 朝起床予定時間よりも前にうっちーがやたら車から降りたり乗ったりを繰り返す。

気になってどうしたのかと聞くとまさかの事件が!

 服を忘れたという。服は着ているように私には見えたのだが、とにかく気になってしょうがない。とのことでうっちーは一度家に帰ってまた戻ってくるという。それならば少しでも早く戻った方がよいので集合時間より先にコンビニまで移動し私は1人寂しくコンビニでメンバーを待つことにした。

 今回が長距離ランのラストになるので思いっきり走ることがでうっちーも車もきさぞ満足したことだろ。

その後しばらくしてメンバーが集合。

メンバーに上記の旨を伝える。

皆言葉を失うw

 いつまでも話していても時間が無駄なので、気持ちを切り替え(うっちーのことは一度忘れて)現地に向かうことにした。

 桜平の駐車場に車を置いて林道を歩く。林道にかかる橋を渡り少しすれば醤油樽の滝へと続く登山道の入り口がある。昨シーズンにdaiと来た時に比べると雪はずいぶん多く感じた。

 分岐手前で準備をするパーティーがいた。こちらをやたらジロジロ見てくるので何かと思えばうっちーの山岳会の人たちだった。目的地は同じなので「我々はF1で練習してから醤油樽の滝へあがっていくのでロープを張っておいてください」と挨拶をして先に進んだ。

 もちろんだが、うっちーの事件簿も伝えておいた。

 登山道に入り20分ほどで最初の氷瀑が出てくる

醤油樽 F1

小さな氷瀑だが割と垂直で初心者がムーブを練習するにはちょうど良い

とりあえずは誰もいないのでトップロープを張って練習してみることにした。

一発目のリードは珍しくサトちゃんが手を上げた。

やはり人間、後輩がいるとそれなりの自覚は出るようだ。


 miちゃんもyくんも岩場でのクライミング経験者だということもあるが、何より若いので少し教えたらあっという間に登れるようになった。


 そんな彼らに我々が教えられることなど、たかが知れているので僅か2時間で我々のスクールは無事卒業となった。

 これはあくまで私の個人的な見解なのでもし「それは違う」と思った方がいても当方へのコメント等は受け付けませんのでご了承願いますw

アイスクライミングは基本、道具で登る。

基本的な動作を身に着けてしまえばある程度の氷壁はすぐに登れるようになる。

なので初めてアイスクライミングをして2回目にはすっかり中級レベルになってしまう人もいる。

(これはトップロープなどを使ってのあくまでも登攀だけの話に限るが)

 彼らに卒業の旨を伝えると「我々の教え方が良いから」と、これまたおじさんの心をくすぐることを言ってくれた。(やや言わせた感もあるがw)

 そういえば昔、私が師匠にアイスを教えていただいたときに「アイスはワルツだ」「ワルツのリズムだ」と教えて頂いた。当時の私は師匠が怖いので「はい!」と返事はしていたがはっきりいって何のことかさっぱりわからなかった。

まぁ今でもよくわからないままなのだがwww

 miちゃんとyくんが無事に我々のスクールを卒業できたので醤油樽の滝に行くことにした。

醤油樽の滝までは初めの滝から15分くらいだ。

醬油樽の滝

 到着するとうっちーの山岳会の人たちがトップロープで練習していた。

ちょうど終わるタイミングだというのでリードするのが面倒な私はそのロープをお借りして一本登りトップロープをセットさせていただいた。

 垂直ではないが醬油樽の滝の高さはおおよそ35m。

流石にアイス初めての2人はその大きさには感動していた。

 この滝は技術的に難しいことはないがアイス自体になれていないと上部に差し掛かるころには前腕とふくらはぎがきっとプルプルしてくるだろう。



 我々が醤油樽に着いたときは混雑していた滝も私たちと入れ替わりのように他のパーティーは下山され気が付けば貸し切り状態になっていた。

 当日は春を感じてしまうほど暖かく醬油樽の滝は午後になると日が当たるので滝の表面はかなり緩んできた。

ところで、すっかり忘れているがうっちーは無事に11時頃に桜平に戻ってきていたのだが駐車スペースが無いという言い訳で上がってくることは無かった。

 なんとなく皆お腹いっぱい感が出てきたので私が最後に登りロープを回収して下山した。

林道に戻り駐車場までの道のりが意外に長く感じたのは私だけだろうか?

その後うっちーと合流し民宿に移動。

 私とサトちゃんはうっちーが我々を待っている間きっとニヤニヤしながら車でスマホでもいじっているだろうと予想していたのだが聞けば「明日行く場所の偵察をしてきました!」とのこと。うっちー「勝手な想像で盛り上がり、すまん。」いつに間にそんなにデキル男になったのだ?

 ところが話をよく聞けば角木場ではなく、その先にある美濃戸の氷柱エリアを見てきただけで「角木場は見ていません」と言う。おしい。しかし、そういう少し残念なとこがうっちーの持ち味であり可愛いとこだ。そんなところが皆に愛されるキャラなる所以なのだろう。

夜はmiちゃんが食事一切を仕切ってくた。

 「何か手伝おうか」と声はもちろんかけたのだが、ゆっくり飲んでいてくださいとの甘い言葉を疑うことなく素直に受け入れダメ男4人は何も手伝いもせず、只々酒を飲んで馬鹿話で盛り上がっていた。

なんかごめんなさい。

そして夜は更けるが馬鹿話が尽きることは無い。それでも明日のこともあるので二日酔いになる前にとお開きにすることにした。


2/14

 6時に起床し朝食までもmiちゃんにあまえ美味しく頂く。

7時少しまわったくらいに民宿を出発し美濃戸口に移動。八ヶ岳山荘さんの駐車場に車を停め角木場に移動。


 私もサトちゃんも角木場は初めてなので勝手がよく分からず少しウロウロした。

 ネットでの事前情報通りトップロープを張りに行くのが少々いやらしい。

角木場氷柱群

昨日に引き続きここでも知り合いに遭遇。

 角木場はトップロープでしか遊べないので互いに張ったロープを貸し借りすることでロープを張りなおすことなく数本のルートを楽しむことができた。

 昨日の醤油樽と違いここは氷柱ベースのアイスになるため少しばかりグレードがあがる。

 とりあえずyくんに1本登ってもらう。


 あっさり完登。

 もう少し苦労してくれればいいのにと私が思ったことはサトちゃんもきっと思っていたことだろう。

つぎにmiちゃん。

少しつらそうな場面もあったが問題なく終了。


 その後私が続いたのだがここでかっこ悪い姿を見せるわけにもいかないので何か変なプレッシャーを感じながらの登攀。

一応、面子は保ったとは思う。

 その後各自登りたい場所を時間と体力の許す限り楽しんだ。

午後2時前くらいにyくん、miちゃんから気持ちは登りたいが身体がもたないとのこと。

私とサトちゃんはずいぶん前から「若いって素晴らしいね」とおじさんモードでまったりしていたのだがw


 ところで、うっちーは昨日のぶんまで取り戻す勢いで登るのだと思っていたのだがなんだか少し元気がない。

大丈夫か?体調が悪そうなので声をかけると何のことは無いただの二日酔いだ。

昨晩は二日酔いになる前に切り上げたはずなのだが?いったいいつの間にそんなに飲んでいたのだ?

残念ながらクライミングはあまりできなかったが、きっとその分、昨晩はさぞ楽しかったのだろう。

そんなこんなで2日間のアイス合宿は終了。

駐車場に戻って解散したのは15時。

いつも通り多少の事件はあったが楽しい2日間だった。

何より初アイスのお二人がとても楽しんでくれたことが嬉しかった。

今回、サトちゃんにも完璧なサポートしてもらい感謝。

ただ、今回はサトちゃんネタが少なくサトちゃんファンの方には申し訳ない。

それでは今回はこの辺りで。

おまけ

うっちーの体調があまりよくなさそうだったので帰りの車は私が運転していこうと思い、うっちーに告げると「大丈夫っす。運転は別腹っす」と訳の分からないことを言って帰りも運転してくれた。

うっちーいつも運転ありがとう。




























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